ロハス住宅 ログハウスで暮らす

目安時間:約 3分

ロハスな、地球に優しい暮らしがさまざまな方面で提案されるようになりました。

自然を大切にして、無駄な買い物はせず、ゴミを極力出さない、小さなことでも自分が持続してやっていけることから始めれば、ロハスになるでしょう。

身の回りの小さなこと、自分にできることを何か見つけて始めたり、中には思い切って住みなれた都会を離れ田舎暮らしを始める人もいます。

田舎暮らしと言ってもその土地に定住するパターンと、週末だけ通って別荘生活を送るパターンとがあります。

別荘と聞くとログハウスが思い浮かびます。

ログハウスは自然に溶け込んで、そこに暮らす人の心とからだを癒してくれます。

しかし世間で言うところの「ロハス住宅」は、必ずしもイコール「ログハウス」ばかりではありません。
ロハス住宅とは、住む人が健康に暮らせるのはもちろんのこと、地球環境を考慮した住宅のことです。

かつての日本の民家は、まさにロハス住宅と呼ぶべきものだったと思います。

100年以上も人が暮らし続けることができ、余計なゴミとなりません。

みごとに日本の自然と人間の暮らしとが調和していました。

そのような時代の大切にされるべき知恵を見直し、たくさんのハウスメーカーが現在ロハス住宅を提案しています。

毎日暮らしてみると、何か不便な事もあるのではないか、と気になりますね。

実際に暮らしてみないとわからないことがたくさんあるでしょう。

そこで、実際にログハウスで暮らしている人の意見をいくつか紹介したいと思います。

(1)冬は暖かく、夏は涼しく、住み心地は大変快適である。
(2)建物がどっしりとした感じなので、地震や台風には強いと思う。

(3)屋根に雨が当たる音が直に響くので大雨の時など最初のうちは気になる。
(4)外壁の塗装など定期的なメンテナンスが必要である。
(5)虫が多いと感じる。
(6)収納スペースが少ないので、荷物の整理整頓に工夫が必要になる。

これらの意見は、一見して不便そうでもログハウスで暮らす楽しみにもなります。

ログハウスでの暮らしに何を求めるかによると思います。

ログハウスで暮らしたいと考えている方は、ログハウスで実際に暮らしている人のもとを訪れて話を聞く機会を持つとよいでしょう。


ログハウスの歴史 海外・日本

目安時間:約 3分

ロハスという流行にのって、最近では一般住宅としてもログハウスを選ぶ人が増え、かつては夢のログハウスと呼ばれたものが普通の住居として定着しつつあります。

家作りの原点とも言うべきログハウスの歴史をひも解いてみましょう。

ログハウスには長い歴史があり、紀元前にはすでに丸太組みの家が建てられていたそうです。
広大な森林がある土地に定住する人々が、身近にある木を材料としてそれぞれの独創的な方法で家を建てることは自然なことです。
その為、ログハウス発祥の地というのは、森林のある世界各地に見られます。

ログハウスの本場となると、カナダや北米といったイメージが浮かびますが、古いログハウスが数多く残っているのはフィンランドやポーランドなどヨーロッパだそうです。
数百年も前のログハウスがいまだに健在しているようです。

ヨーロッパ各地からアメリカへの移住が盛んな頃に、スウェーデンの移民によって建てられたのが、北米ログハウスの始まりと言われています。

ロハスという概念は海外から影響されて始まったように思われがちですが、もともと日本にもすばらしいロハスな生活がありました。

ロハスな暮らしと聞くと自然の中で木の家(ログハウス)に住むというイメージが漠然と浮かんできますが、このログハウスにしても、丸っきり海外からやってきたものではないのです。

一例が奈良県の東大寺にある正倉院です。
社会科の教科書で写真を見たことのある人、校倉造(あぜくらつくり)という言葉が記憶に残っている人もいるでしょう。

正倉院の構法はログハウスと同じ丸太組建築で、築1200年以上の現在でも見事に存在しています。

もともと日本では住居と言えば木造でしたから、海外からログハウスが紹介されても違和感なく受け入れることができたのでしょう。

今まではログハウスは特殊建築物とされていた為、建築には建設大臣の認定が必要でしたが、法律上の規制緩和により建てやすくなりどんどん普及してきました。

現在ではたくさんのログハウスメーカーがあり、住宅地への建築も可能になったことでより身近な存在としてログハウスが建てられるようになりました。
今後も日本の風土にあったログハウスがさらなる進化を続けていくことでしょう。

時代の流れと共に新しい技術や機械・道具が発達し、今では進化したログハウスが世界中に広がっています。
このように発展してきたログハウスですが、木材を自然の姿に近いかたちで使って家を建てることに変わりはありません。

ログハウスの発祥や歴史を考えながら、木の温かさを感じ、自然に感謝、木の香りに包まれたログハウスでの生活、ロハスな生活を送ってみてください。


ログハウスの分類 丸太組み構法・軸組み構法・ポスト&ビーム

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ログハウスにもタイプがいろいろあり、構法や木材の加工法によっていくつかに分類されます。

ログハウスの構法には、日本の正倉院に見られる「丸太組み構法」と、在来工法と同じの「軸組み構法」の2種類があります。

丸太組み構法は、ログハウスと聞いてすぐにイメージできるタイプの建物で、壁となる丸太を水平に積み上げ、その壁全体で屋根を支えるという構造になります。

強度の面から構造上の制約があり、間取りなどのプランの自由度は低いと言えますが、ダイナミックなログハウスの持ち味を実感できる構法でもあります。

軸組み構法は「ポスト&ビーム」とも呼ばれ、柱と梁にログ材を使用し、壁の部分は板張りや石張りなどで仕上げる方法です。

これは柱(ポスト)と梁(ビーム)に太いログ材を使い、その柱を壁で隠さずに表面に見せて仕上げるため、ログの持ち味を十分楽しめるログハウスになっています。

従来の木造在来工法とほとんど同じ構法であり、日本人には馴染みやすいログハウスと言えるでしょう。

壁の素材を石にしたり板にしたり、あるいは漆喰などの塗り壁にしたりとデザインを楽しむこともできます。

軸組み構法のログハウスはハウスメーカーが提案するロハス住宅などに用いられることもあり、壁の素材に一工夫したり空間のアレンジによって住み心地を改善したりと環境に配慮した住居となっていて興味深いものがあります。

ポスト&ビーム構法のログハウスは法律上、木造在来工法と同じ扱いとなります。
そのため建築条件をクリアしやすく、空間のプランが比較的自由に行なえるのもメリットとして挙げられます。
丸太組み構法ではできなかった壁一面の大きな窓や多角形のプランも可能で、避暑地のホテルやペンションとしてもよく見かけます。

ポスト&ビーム構法は、増改築にも対応しやすい点も特徴のひとつです。
壁の素材だけでなく、柱や梁に使うログ材もハンドカットやマシンカット、角材などと好みに合わせて選ぶことができ、ライフスタイルに合った家を作ることが可能となります。
ポスト&ビーム構法により、住む人に合った多種多様な居住空間を実現できる家としてログハウスが広がっていくことでしょう。


ハンドカットログハウス・マシンカットログハウス

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大自然に悠々とたたずむ迫力あるログハウスは、その多くはハンドカットログハウスと呼ばれるタイプのものです。

ログビルダーと呼ばれるログハウス建築の職人が手作業で丸太を加工し、その荒削りな丸太を積み上げて力強さをダイレクトに感じられるログハウスとなります。
ログビルダーはチェーンソーなどを使い、丸太を1本1本ていねいに加工します。

丸太の端をデザインカットし、間仕切りの壁をアーチ状にカットすることもできます。
また丸太に動植物をモチーフにしたカービングと呼ばれる彫刻を施すことも可能で、オリジナル性があるのもハンドカットの魅力となっています。

丸太の加工は、原木の乾燥から皮むき、丸太の重なる部分の加工までをログヤードと呼ばれる加工場で行います。
すべて手作業で行なわれるため、ビルダーの技量によって仕上がりに差が出ることもあります。
また機械製材を行なうマシンカットに比べてコストが高くなり時間も長く要します。

しかし、ワイルドでダイナミックな外観のログハウスは、木のぬくもりを感じられる重厚な魅力にあふれています。
ログがダイナミックであるがゆえにトイレなどの狭い空間になると圧迫感を与えてしまうことも否めません。

手作業で時間をかけて建てるログハウスでの暮らしは、まさにロハスな暮らしと言えるでしょう。
ロハスというライフスタイルが広まる現在、住居にも上手に自然を取り入れたいと考える人が増えています。
一般住居としては、ハンドカットログハウスはワイルド過ぎてちょっと馴染みにくいかもしれません。

住宅用として建てられているログハウスの多くはマシンカットログハウスです。
マシンカットログハウスでは機械で均一に製材された丸太を積み上げてすっきりと洗練された外観に仕上がるのが特徴です。

丸太の断面の形は角ログ、丸ログ、D型ログ、タイコ型ログなどがあり、好みによって印象の違うログハウスを建てることができます。
中でも多く建てられる角ログでは、家の内部もスマートな仕上がりとなり、狭い空間でも圧迫感はありません。

マシンカットでは、コンピューター管理された工場で乾燥や製材、成形から加工まですべて機械で行なわれます。
ログ材のサイズが安定し、さらに大量生産できる為、価格面でもハンドカットに比べて割安になるのは魅力のひとつです。

また材料の加工精度が高いため、後々のメンテナンスが比較的簡単にできるようです。
ただ、マシンカットログハウスは内部、外観ともにすっきりした仕上がりになることから「ログハウスの持ち味が感じられない」と物足りなく思う人もいるようです。

ダイナミックでワイルドな雰囲気が欲しいのか、あるいはスマートで落ち着いた雰囲気が欲しいのか、それは理想とするライフスタイルによって好みが分かれるところです。


国産材・輸入材

目安時間:約 4分

ログハウスを作る際に木が必要不可欠な存在ですが、その木についての知識を蓄えておくことも自然との調和を考える上で大切なことです。

木には大きく分けてヒノキやスギなどの針葉樹と、ナラやクリなどの広葉樹があります。

ログハウスの壁として積み上げるのは、ほとんどが針葉樹です。
針葉樹は比較的軟らかく加工がしやすいのと、何よりまっすぐに伸びているのでログ材として重ねて積み上げるのに適しているのです。
木は根元よりも先端の方が当然切り口も細くなりますが、根元と先端の切り口の差をテーパーと呼びます。
テーパーが小さいほど、ログハウスに適していると言えます。

ハンドカットログハウスの場合は、これらテーパーを調節して製材することができないので、根元の方と先端の方を交互に重ねて水平をとっていくことになります。
木には1本1本個性があり、ログハウスで暮らすことはそれら1本1本の木と向かい合って暮らすことになるのです。

ログハウスの主要な材料となる木材は、食品などと同じように国産材と輸入材があります。
それぞれに特徴があり、何を使うかでログハウスの仕上がりの雰囲気が異なってきます。
ログハウスでは、ログ材が構造材と仕上げ材の両方の要素を兼ねているので、どのようなログ材を選ぶかがとても重要なポイントになります。
国産か外国産か、という分類だけでなく、木の種類についても知っておきましょう。

代表的な国産のログ材を紹介します。

●スギ…九州から東北まで広く分布するスギ科の木で、これの花粉に毎年悩まされている人も多いことでしょう。
 木肌がきめ細かく、木目も美しく、軟らかくて軽量なため加工性にも優れています。
 価格も手頃なため人気のログ材となっていますが、テーパー(根元と先端の切り口の径の差)はやや大きめです。

●カラマツ…北海道や本州中部に多く見られるマツ科の木で、耐久性に優れ価格も手頃になっています。
 ねじれやすい材質ですが、乾燥方法の改良によってねじれの問題は解消しつつあります。
 生長が早いため、テーパーも大きく、またヤニの発生も多いです。

●ヒノキ…東北から九州まで分布する日本特産のヒノキ科の木です。
 独特の香り、美しい光沢、耐久性や耐水性に優れ狂いも少なく、最高級のログ材となっています。
 優秀な木材なだけに、価格も高めになっています。

いくつかの輸入材について紹介します。

●パイン…北米・北欧を産地とするマツ科の木で、材質が軟らかめで乾燥しやすいため加工性に優れ、マシンカットに多く使用されます。
 価格は手頃です。

●ダグラスファー…北米産のマツ科の木で日本ではベイマツと呼ばれます。
 硬くて強度があり、耐久性も強く、ポピュラーなログ材となっています。
 価格は手頃ですが、ヤニの発生が多少多いです。

●ウエスタンレッドシーダー…北米やニュージーランド産のヒノキ科の木で、独特の香りと美しい赤色の色合いで人気のログ材となっています。
 加工性が高く、耐久性や耐水性にも優れているため、屋根や外壁に使われることが多いですが、コストはやや高めです。
 収縮性に優れ、狂いにくいのが特徴です。

●スプルース…北米に分布するマツ科の木で、白く光沢があり木目が整い手触りがよいです。
 軽く軟らかいため加工しやすい反面、傷つきやすいとも言えます。

ロハスな生活に憧れる人は、自分が暮らす家がどんな材料でできているのか、それが環境にどんな影響をもたらすのか、など考慮すれば、よりロハスな生活を送れるでしょう。


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